【台湾プレミアリーグインタビューvol.5】
台湾リーグの皇家蔚藍でプレーしている原田拡帝選手に伺った、台湾サッカーの印象と今後の発展についての現地インタビュー記事。
FW原田拡帝(Hirokimi HARADA)
台湾プレミアリーグ”皇家蔚藍”所属。
■”仕事”プラス”サッカー”。
–様々なリーグでプレーされていますが、台湾リーグの印象などお聞かせください。
そうですね。自分は入団が決まって半シーズンなんですけど、個の質やチームとしてのプレイ状況がバラバラであったり、選手個々の待遇も全く違うのでやりづらさを感じるところはありますね。
プロ化されているリーグではないので”仕事”プラス”サッカー”をしている選手がたくさんいます。仕方ないことですけど、やっぱりモチベーションの差もあったりしますよね。
台湾の選手でいうと、チームに台湾人選手だけではまだまだ通用しない部分があったりするのが現状です。やっぱり各チームに外国人選手を抱えていて、そこに頼っている部分があるので改善はまだまだ必要だと感じていますね。
■もっと粘り強く対応すべき所もある。 –リーグプロ化について意見をお聞かせください。
プロ化については環境や、選手個々の能力の部分でまだ難しいのかもしれません。プレーしていて感じることもあるんですけど、気が短い選手が多いかなと思うこともあります。もっと粘り強く対応すべき所もあると思うんでメンタル的な所も改善していく必要がありますね。
台湾国内の知名度の部分としても言えるんですけど、サッカーを見てる人もいなければ台湾でサッカーリーグをやっているってことも知らない人が多いので、仮に今のままプロ化してしまっても誰でもいけるんじゃないかな?と思われてしまうような雰囲気は感じています。
■お互いに良い刺激を与えあっている。–チームの雰囲気はどう感じていますか?
本当にいろんな国を転々としてきて、なかなか友達を作ることも難しいんですが今のチームにいる日本人3人組とは本当に仲が良くて、お互いに良い刺激を与え合いながら毎日過ごせていますね。
本当に暇さえあれば一緒にご飯もいきますし、遊びや恋愛、悩みも含めてなんでも共有して楽しく過ごせています。今日(インタビュー時リーグ最終戦)も右サイドバックの柴田選手の誕生日だったんですけど、試合でゴールを決めて勝利という形でプレゼントができたのも良かったです。 他のチームメイトとももちろん本当に仲が良くてみんなノリがいいです笑やっぱり普段の仲の良さであったり関係性とかっていうのは試合にも出てくると思っていますし、それがあったから今日の試合も勝ちに繋がったと思います。
■個人としては通用する部分を感じている。–リーグ最終戦も終わりましたね。来シーズンの目標をお聞かせください。
半シーズン目から移籍してきて、個人としては通用する部分を感じていますしプレーにも自信を持っています。チームとしては不甲斐ない結果に終わってしまったので、来シーズンからはフルシーズン戦って狙えるところまで良い順位を狙いたいと思ってますね。
ポジション的には得点王狙えるポジションではないですけど、個人としては全部で年間26試合ある中のうち、30ゴール以上はゴールを狙いたいですね。来シーズンから10番を背負って、個人でもチームとしても良い結果が出るようにしっかり準備して成長していきたいと思います。
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