【台湾プレミアリーグインタビューvol.2】
小、中、高と日本でサッカーをプレー。
留学で台湾へ渡りプレーしている深澤 佑之典選手に伺った、台湾サッカーの印象と今後の発展についての現地インタビュー記事。
MF深澤 佑之典 1998年8月2日生まれ
台湾プレミアリーグ”臺體光磊”所属。
■台湾での言葉の壁、文化の壁。–台湾サッカーの印象はどういったものでしょうか?
そうですね。正直にいうと、一度日本から下見に来た段階ではプレーのレベルはまだまだかな?というのが印象でした。
そうゆう印象だったので、これならスタメンでプレーできると思っていたんですが、実際に来てプレーしてみるとそこには言葉の壁であったり文化の壁があったりして試合にもなかなか出ることができませんでした。
プレー面だけでなく日本では感じられない要素がたくさんあるので、そういった面においても経験できるところは沢山あるのでその点は良かったなと思っています。
■サッカーに対する向上心。–さまざまな外国籍選手と混じってのプレーですね。中でも台湾人選手の印象は?
個人的には練習面などでサッカーに対する向上心がまだ足りていないのかなという印象がありますね。例えば練習が終わったら、すぐロッカールームにもどってスマホのゲームをしていたりする選手が多いです。
日本とかだと大学生のトップレベルでやっている選手は、プロを目指して練習する向上心の高い選手が沢山いますよね。なので、こうゆうことはあまり日本では起きにくいと思っています。
もちろん向上心を持って取り組んでいる選手もいますが、そうゆう選手が多い印象を受けていますね。ここは改善していかないといけない部分だと思っています。
■強みはボール捌きと判断の速さ。–チームでの評価や、役割についてお聞かせください。
監督からは、ボール捌きや判断の速さが強みとして評価をもらっています。なのでボランチのポジションで出さしてもらうことが多いですね。自分の希望としては左サイドハーフで出たいと常に思っているので、監督には自分から何度も希望ポジションを伝えてはいるんですが、監督からは「こっちのポジションのほうがいい」と言われ好きな所でプレーできていない現状です。
将来的には今のポジションでさらに信頼を得て左サイドハーフで出場したいです。
■プロを経験した選手、指導者が必要。—リーグプロ化についての問題点はどこにあると思いますか?
そうですね。昔の日本もそうだったと思うんですけど、国内にプロリーグがないとプレーしている選手からしても”どうゆうのがプロかわからない”のではないかなと思うんですよね。
例えば、プロを経験したレベルの高い外国人選手や指導者がもっと入ってきたりすれば変わってくると思います。そうすれば、サッカーを指導する人もそうですし、プレーする選手のレベルも上がってリーグ全体の向上につながっていくと思います。
コメント