【台湾プレミアリーグインタビューvol.3】
小、中、高と日本でサッカーをプレー。大学留学で日本から台湾に留学。
台湾の大学サッカー部でプレーをしている所をスカウトされ、現在は台程獅の選手としてプレーしている張本仁安選手に伺った、台湾サッカーの印象と今後の発展についての現地インタビュー記事。
MF張本仁安 1999年1月12日生まれ
台湾プレミアリーグ”台程獅”所属。
■スカウトされてチームに入団。
–台湾でプレーするようになったきっかけをお教えください。
日本から台湾には、大学の留学で来たのがきっかけです。小学校から高校までサッカーをしていたので、そのままこっちの大学でもサッカー部に入ってプレーしていました。
そうしていたら知り合いのコーチとかマネージャーが、大学の試合を観てくれていてスカウトされてチームに入団することができたんです。
台程獅の昇格戦の時とかもいたんですけど、最初の選手登録に間に合わなくて正式に入団が決まったのは今年(2018年)の5月くらいからですね。
■台湾にこうゆう環境があるとは知らなかった。–まだ入団して間もないとのことですが、リーグの印象などお聞かせください。
そうですね。試合にはまだそんなに出場できていないんですけど、外国人選手中心に台湾人選手を引っ張っている印象を受けました。
そういった外国から来た選手に影響を受けて、レベルアップ出来るならいいと思います。
でも台湾人のサッカースキルを上げるためにこのリーグをやっている意図もあるなら、外国人に頼りすぎな場面もあるかな?と思う場面もありますね。
ただその中でも組織的にやってるチームもありますし、台湾にこうゆう環境があるとは知らなかったので、そこは素直にすごいなとは思っています。
個人としては、このチームにずっといれるならいたいです。
自分は大学がメインなので、大学生もやりつつサッカーにも時間を費やせたらと思っています。
サッカーをするのが好きなので、大学にいるうちはサッカーを続けていくと思います。
■台湾人にとってプロというのは代表になることしかない。–今後のリーグプロ化について、どのように思いますか?
台湾でのサッカー認知度から言うと去年はユニバーシアードの大会がありましたし、今年(2018年)はワールドカップもあって盛り上がってたりしました。
こうゆう盛り上がりが続けばサッカー協会もプロ化へ向けてさらに熱が入ってくると思います。
まだ台湾ではサッカーの認知度が低くて、大学内でもサッカーの話題が出ることはあまりないですね。
大学のサッカー部にも所属してるんですけど、その仲間内の中ではもちろんサッカーの話は出ます。それ以外の友達とかでは「サッカー観に行こう」とかっていう話は出ないですし、このリーグの存在も知らないんじゃないかなと思います。リーグは意外とグランド設備も整ってる所もあったりして、良い所もあるんですけどね。
サッカーする人も、プロがないからどう頑張ればいいか戸惑うような雰囲気も感じます。
台湾人にとってプロというのは代表になることしかないので、職業としてサッカーを目指すなら学業に専念した方が、将来のことを考えるとどうしてもサッカーの方には行きずらい面があると思っています。
コメント